カラダとココロのスイッチオフする生活

仕事・家事・育児で頑張りすぎない為に

不眠症を、こじらす

眠るのが、得意だった。

何時でも、何処でも、本当に眠れるタイプだった。

スキーバスでも、夜行バス・電車、はては満員の富士山の山小屋。本当に何処でも。枕どころか、無くても。

眠れなかったのは、イギリスから戻る飛行機。乗った飛行機が事故機で、大揺れに揺れた。墜落防止の為に高度を下げて飛行している、とかアナウンスが入った。こういう時は、英語が聞き取れてしまった。すぐそこはトランジットのアンカレッジなのに。このまま、この事故機に乗って、ロンドンに引き返すのだと。あと8時間、この揺れが続く。

寝よう。神経がもたない。

しかし。

ガンガンお酒を飲んでも、眠れなかった。当時、アルコールの供給の本数制限があった筈なんだけれど、頼んだら頼んだだけ、出てきた。ついに、ストックも切れてきたのか、最後はウイスキーのミニボトル。隣席のS君に付き合ってもらって、ガンガン飲んだ。

緊張は、眠気を吹き飛ばす。アルコールに弱い訳でも無かった。ナイトキャップが、役に立たない体質。

現在は、常に身体が緊張している状態だと言われた。

身体が緊張していると、精神的な緊張も取れない。

精神的に緊張していると、眠れない。

よって、身体の緊張をほぐすべく、マッサージ等に通う。しかし、ほぐしても、ほぐしても、筋肉が柔らかくならない。幾らつぎ込んだら、身体がほぐれるのか?

一種の筋膜リリースである《ロルフメソッド》にも通った。そこで身体のスイッチを切って下さい、と言われたけれど、ぽち!っと切れる訳でもなくスイッチは入ったままだ。

ヨガでシャバアーサナという、モノがある。

身体と精神を開放するモノだと、私は感じている。

横になって、目を閉じるだけなのだけれど、私は苦手だ。

1分も経たないウチに、寝息が漏れる人もいる。

《ヤダ、寝ちゃったわ》と、私よりお姉様である方がシャバアーサナ後におっしゃる。

眠れないのは、トシのせいでは無い様だ。

大切なのは、リラックスする事なのだ。難しいけれど。