イクメン その2
2010年に『新語・流行語大賞』のトップ10に入ってから、9年。
トップ10入りした頃、私がイクメンを必要としていた時期は、とっくに過ぎていた。
イクメンの定義とか、求められる事も初期の頃から変わってきているのだそう。ま、当たり前か。
『抱っこしましょう』から始まるのあろう。
今は、抱っこなんか当たり前。名も無き家事、言わないと分からない事をしないといけなくなっている。野々村友紀子さんが『夫が知らない家事リスト』という本を書いてくれて、名も無き家事がクローズアップされている。一人暮らし経験者だと、分かるのかな?
男性は、女性と脳の仕組みが違う。だから同じ事を求めるのは間違いだと、聞いた事がある。
それを思い知ったのは、保育園で料理教室を開いた時の事。
先生は、保育園の調理して下さるプロ。(本当に離乳食、美味しかった)
ママだけ何組かと、パパのみの組と。
パパの組は、洗い物がどんどん溜まっていき、ザルが無い・鍋が無い・菜箸が無い!と、周りのママの処からとっていく。
パパ達の言い訳。《作り方の中に、ここでザルを洗うとか書いてない》との事。
目眩がしたね。ママ達全員。
男の人は、物事の同時進行が出来ない。
マニュアルに無い事が、出来ない。
様な気がする。
それと、察して欲しい女性と、察する事が苦手な男性という違いがある。
気付いてしまう女性と、気付ない男性。
私はパートナーに《言わなくてもワカルだろう!?》と、心の中で怒鳴った事が何回もある。
イクメンの定義は、人それぞれ違う。
フルタイムワーママでも、パートナーの手助けを必要としない人もいれば、専業主婦でもパートナーの手助けが必要な人もいる。
《専業主婦でも》、は私がワーママだったから。