カラダとココロのスイッチオフする生活

仕事・家事・育児で頑張りすぎない為に

ネウボラ その2

ネウボラ』制度に大賛成なのだけれど。

賛成の理由は沢山ある。

実母や義理母の育児指南も良いけれど、現在の育児とあっているかを確認出来る事。

判り易い例で言うと、虫歯の事。虫歯菌は親からうつされる事が多いから、親が噛んだ物を与えないとか。そうやって育てた!と言う親がいるらしいが、現在では常識である。義理親に言えない嫁もいるだろう。保健師さんが虫歯防止と言っていたので。と言える。

その子に応じた発育指導が受けられるのは、素晴らしい。みんな違うのだけれど、やはり蔓延している育児雑誌だのネット情報に照らし合わせてみて、違っていると心配になるだろう。私は生後四ヶ月から保育園に預け働いていたので、子育て情報を担当の保育士さんに聞く事が出来たし、相談も出来た。

保育園のママ友は、皆忙しいから長話する事は無い。けれど、なんとなくお互い戦友の様な感じで《お帰り、またね》の一言だけで、ほっとする事もあった。

現在、育児休業制度が普及して、休んで子育てする人が増えたと思う。増えたからこそ、相談出来る人が居ない状態に陥る。

育児の事って《それで大丈夫》と言ってくれるだけで、いい時がある。正解が判別しにくいから、迷う事が沢山ある。

フィンランドだと一人の保健師さんが、ずっと担当してくれるけれど、転勤のある日本では難しい事もある。いや、むしろ転勤のある日本だからこそ、第三の子育て見守り人が必要なのだと感じる。転勤先では、親は勿論、友人も居ない。

ネウボラの制度を実行している自治体もある。

しかし、その自治体から引っ越すと、その制度から外れてしまう。

実際には、日本の国全体でこういう制度を積極的に受け入れるべきなのだ。制度を一本化して、引っ越しても同等の行政サービスが受けられる。どういう状態だったのか、次の自治体の保健師さんに引継ぎされる。

子育て支援と言うなら、本当にきめの細かいケアが必要だと思う。

私は、子供が本当に小さい時から預けて働き続けてきたけれど、保育のプロである保育士さんの意見を聞けて育てられたのは、良かったかもしれない。自分で育てられなかったと言う思いも、勿論あるけれど今更言っても仕方ない。

女性は、ある意味、選択の幅がある。

迷いもあるだろうけれど、《現状より悪くなる》事を自分で選択しないだろう。

他人より自分の気持ちに忠実に行動するのが、いちばんだと感じる。むつかしいけれど。